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就活生「ククク……俺を内定させるかどうかギャンブルで決めませんか?」面接官「なにっ!?」

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1 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:05:06.887 ID:KSPM6t/X0.net

面接官「それでは採用面接を始めます」

就活生「よろしくお願いします」

面接官「まず、弊社を志望した動機をお答え下さい」

就活生「はい、私は御社の事業内容に深く感銘を受け、社会に貢献したく……」

面接官「……」

就活生「御社に入り、社会を揺り動かしていきたいと……」

面接官「……!」ピクッ

面接官「ありがとうございました。続いての質問です」
3 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:08:22.353 ID:KSPM6t/X0.net

面接官「なにかリーダーを務めていた経験を教えて下さい」

就活生「料理サークルで部長を務めていたことがあります」

面接官「どこか……行ってみたい土地はありますか?」

就活生「グリーンランドですかね」

面接官「……!」ピクッ

面接官「好きな食べ物はありますか?」

就活生「ナッツ系が好きですね。あとレーズンが好きです」

面接官「……!」ピクッ

就活生「ふぅ……もういいでしょう」

面接官「えっ?」
4 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:11:27.684 ID:KSPM6t/X0.net

就活生「こんな面接でいったい俺の何が分かります。こんな問答になんの意味がありますか」

面接官「いきなり何を言い出すのですか」

就活生「ククク……いっそのことギャンブルで決めませんか?」

面接官「は……?」

就活生「俺を内定させるかどうかギャンブルで決めませんかといってるんです」

面接官「なにっ!? ……な、なにをいってるんだ君は!」

就活生「とぼけても無駄です。あなたの調べはついてるんですよ」

就活生「あなたは無類のギャンブル好きだとね。ただし、身を持ち崩すような愚かなタイプではない」

就活生「こちらの会社の採用を一手に任される立場として、ちゃんと堅実さを持っておられる」

就活生「しかし、今もギャンブルという言葉にあなたがときめいてるのが分かる!」

面接官「フ、フフ……最近の就活生というのは恐ろしい……」
5 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:13:17.226 ID:eQf/IjcLr.net

賭博就活録カイジ
6 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:15:38.983 ID:KSPM6t/X0.net

面接官「その通りだ。私はギャンブルが好きだ。自分の中では二番目にね」

面接官「しかし、どういう勝負をするんだ? ここにはダイスもトランプもないぞ」

就活生「ギャンブルなんてもんは道具がなくたって出来ますよ」

就活生「例えば……今日これからあなたは何人面接するんです?」

面接官「……5人だ」

就活生「その5人を使ってギャンブルしましょう」

面接官「どうやって?」

就活生「ククク……こういうのはどうです?」
9 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:18:35.672 ID:KSPM6t/X0.net

就活生「例えば、面接官さんが『次の学生の趣味は?』などとクイズを出します」

就活生「俺がそれを当てれば俺が一勝、外したら面接官さんの一勝」

就活生「五本勝負を行い、面接官さんのお眼鏡にかなったら、内定を頂けるというのは」

面接官「お眼鏡にかなったら……ずいぶん曖昧な判定だが、五戦全勝する自信があるということか?」

就活生「どうでしょうかね、ククク……」

面接官「いいだろう、それでいい。五勝とはいわん。もし三勝できたら、君に内定をくれてやろう」

就活生「ありがとうございます」

面接官「ただし、これはギャンブルだ。君にもなにか賭けてもらわないとな」

就活生「この賭けに負けたら……俺はもう卒業まで就活しません。就職浪人します」

面接官「私にそれを強制できる力はないが、君が圧倒的不利な勝負だ。それでいいだろう」

就活生「では、ギャンブル開始……ということで」
10 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:21:29.999 ID:KSPM6t/X0.net

一人目――

面接官「どうぞ」

大男「失礼いたします!」ガチャッ

面接官「席におかけ下さい」

大男「はいっ! 本日はよろしくお願いします!」

面接官「では最初の勝負といこう」

面接官「私はすでに彼の履歴書を見ているが、彼が……なんのスポーツをやっているか当ててもらおう」

就活生「分かりました」
11 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:24:34.661 ID:KSPM6t/X0.net

就活生「……」ジーッ

大男「?」

就活生「この巨体……柔道をやっているに違いありません!」

面接官「なるほど、柔道……。では答え合わせといこう」

面接官「最初の質問です。なにかスポーツの経験はおありですか?」

大男「はい、卓球です!」

面接官「……」ニヤッ

就活生「ぐっ……!」
12 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:27:38.958 ID:KSPM6t/X0.net

面接官「卓球ですか。ちなみに柔道の経験は?」

大男「全くありませんね」

就活生「ぐうっ!」

就活生「その巨体なら……さぞ力強い攻めの卓球をなさるんでしょうね」

大男「いえ、自分はカットマンなので、粘って粘って勝つスタイルです」

就活生「そのデカさをもっと生かせよォ!」

大男「いえ、カットマンというのは動き回るんで歩幅が大きい方がいいんですよ」

就活生「あぐぐ……!」

面接官「どうやら、一戦目は私の勝ちだね」

就活生 0 ― 1 面接官
13 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:30:16.608 ID:KSPM6t/X0.net

二人目――

メガネ「本日はよろしくお願いします」

面接官「二戦目といこうか」

就活生「はい」

面接官「今から“約一分間で自己PRして下さい”と質問する」

面接官「彼が一分間をオーバーしてしまうかどうか、というのは?」

就活生「いいでしょう。真面目そうな学生だから、話したいことが多くてオーバーしてしまうでしょう」

面接官「なるほど、鋭い読みだ」
14 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:33:15.412 ID:KSPM6t/X0.net

面接官「では、約一分間で自己PRして下さい」

メガネ「特にありません!」

就活生「!?」

面接官「はい、ありがとうございました」

就活生「早い! いくらなんでも早すぎる!」

メガネ「といっても大学3年間ずっと遊んでたんで、PRすることなんてないんですよ」

就活生「ぐぐぐ……!」

就活生 0 ― 2 面接官
15 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:37:04.986 ID:KSPM6t/X0.net

三人目――

チャラ男「ちーっす!」

面接官「席におかけ下さい」

面接官「三戦目はそうだな……彼は英語ができるかどうか、というのは?」

就活生「分かりました」

チャラ男「……」クッチャクッチャ

就活生「こんな面接中にガム噛んでるような輩が、英語なんかできるはずがない!」

面接官「当たってるかどうか、さっそく質問してみよう」
16 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:40:30.873 ID:KSPM6t/X0.net

面接官「英語は話せますか?」

チャラ男「余裕っす!」

就活生「は?」

チャラ男「英検1級ですし、TOEICも900点取ってるっす。海外留学もしてまーす!」

就活生「だったら今ここでなんか話してみろォ!」

チャラ男「We, the Japanese people, acting through our duly elected representatives in the National Diet,
     determined that we shall secure for ourselves and our posterity the fruits of peaceful cooperation
     with all nations and the blessings of liberty throughout this land, and resolved that never again shall
     we be visited with the horrors of war through the action of government…」

就活生「くそォォォォォ!」

面接官「これで私の勝ち越しが決まりだね」

就活生 0 ― 3 面接官
17 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:42:07.017 ID:eQf/IjcLr.net

すげーなチャラ男
18 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:43:16.680 ID:KSPM6t/X0.net

四人目――

気弱「ほ、本日はよろしくお願いしますぅ……」

面接官「よろしくお願いします。まあ、そう緊張なさらず」

気弱「は、ははは、はいっ!」

面接官「じゃあ彼で四回目の勝負といこう」

面接官「彼の……特技を当ててみたまえ」

就活生「分かりました」

就活生「気弱そうだから……“他人のことを思いやれる”とか」

面接官「ふむ、ありそうだ。聞いてみよう」
19 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:49:11.877 ID:KSPM6t/X0.net

面接官「特技を教えて下さい」

気弱「は、はいっ! 柔道です!」

気弱「だ、大学の柔道選手権では……オ、オール一本勝ちでゆ、優勝しました……」

就活生「お前が柔道かよ! どう見てもさっきの大男のが強いだろ!」

気弱「す、すみませぇん……」

面接官「これで……君の四連敗というわけだね」

就活生「ぐっ!」

就活生(これでいい……ここまではこれでいい……!)

就活生 0 ― 4 面接官
20 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:54:51.373 ID:0RU9DYHw0.net

ぐにゃあ
21 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 18:57:06.205 ID:KSPM6t/X0.net

四人目が退室し――

面接官「ここまでで0-4、もう君の内定は絶望的だね。祈ってあげたい気分だ」

就活生「ま、待って下さい! 最後まで勝負させて下さい!」

面接官「まぁかまわんが、仮にラストで一勝を得たとしても、私が内定をあげることはありえないよ?」

面接官「君にはもっと期待してたんだが……正直ガッカリだ」

就活生「……最後はせめてもの情けで、俺に勝負内容を決めさせてもらえませんか?」

面接官「かまわないが、どうするんだ?」

就活生「次の学生と……カップルになってみせます!」

面接官「なにぃ!?」

面接官(不可能だ! だって今日面接を受ける学生は全員男なんだぞ!)
22 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 19:00:31.112 ID:KSPM6t/X0.net

五人目――

美形「よろしくお願いします」

面接官「席におかけ下さい」

面接官(最後はえらくイケメンな子が来たな。ジャニーズなんかに入っても通用しそうだ)

面接官(つまり……男である就活生君が落とせることはありえない!)

就活生「さっそく質問をしていきます」

美形「はい」

就活生「ではいきなりですが……あなた本当に“男”ですか?」

美形「!?」ギクッ
23 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 19:02:40.402 ID:KSPM6t/X0.net

面接官「なにをいってるんだ。どう見ても男――いや、中性的だが、履歴書にはたしかに“男”と」

就活生「そんなのウソを書けばいいだけの話ですよ」

就活生「未だに就職活動では男が有利と思ってる女子は多い。ならばこういうウソをつくことは十分考えられる」

就活生「一度内定を取ってしまえばこっちのもの、というつもりでね」

面接官「確かに今のご時世“女だったから内定取り消し”なんてやったらその企業が叩かれそうではあるが……」

就活生「さあ、どうなんです!」

美形「うぐぐ……!」

美形「その通り……です。私は……女です」

面接官「えええええ!?」

就活生「やはりね。しかし、そう申し訳そうにする必要はありませんよ」
24 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 19:03:40.353 ID:eQf/IjcLr.net

!?
25 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 19:05:11.463 ID:KSPM6t/X0.net

就活生「なぜならここに、もう一人“女”がいますからね」

面接官「え、どこに!?」キョロキョロ

就活生「俺……いや私ですよ」

面接官「な……!?」

就活生「さて、ここからギャンブルの続きといきましょうか。この子とカップルになってみせます」

就活生「好きだ……ずっと一緒にいて欲しい」ポッ

美形「はい……」ポッ

面接官「こ、こ、こ、こ、これは!?」

就活生「ククク……ずいぶんテンションが上がっているようですね」
26 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 19:08:02.279 ID:KSPM6t/X0.net

就活生「私はあなたを調べた……。するとどうやら、“女同士の同性愛”が大好きだということが分かった」

就活生「そう、ギャンブルよりもね!」

面接官「ああっ!」

就活生「現に、私との面接中あなたは『揺り動かし』『グリーンランド』『レーズン』という言葉に過剰反応した」

就活生「揺り動かしは“百合”、グリーンランドは“GL”、レーズンは“レズ”を想起させますからね。相当重症なようだ」

面接官「ハァ、ハァ、ハァ……」

就活生「そして今……あなたはリアルな百合カップル誕生を目撃してしまった」ガシッ

美形「好きっ……」ガシッ

就活生「これからも私たちの恋愛を見たいでしょう? 見たくないはずがない」

就活生「ギャンブルの勝敗判定は、“あなたのお眼鏡にかなったら”……さあ、どうですか!?」

面接官「あぐぐ……!」

面接官「な、内定……!」

就活生「ん? もう一度どうぞ」

面接官「二人とも内定ィィィィィ!!!」
27 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 19:11:24.594 ID:KSPM6t/X0.net

就活生「やったね!」

美形「うん、二人で同じ会社入れるなんて夢みたい!」

面接官「――――ッ!」

面接官「ちょっと待て、二人はまさか知り合い……?」

就活生「ええ、申し訳ありません。私たちはグルだったんです」

美形「全ては二人揃ってこの会社に入るための……」

面接官「……! 頼む、最初から説明してくれないか!」
28 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 19:14:32.840 ID:KSPM6t/X0.net

就活生「私たちは御社の採用を担当するあなたを調べて、百合好きとギャンブル好きだと突き止めました」

就活生「最初は正面から“私たちは百合カップルだ”とアピールすれば内定貰えるのでは、と思いましたが」

就活生「あなたとて採用面接の責任を預かる身。おそらくそれは不可能だったはず」

面接官「まあ……かえって冷静になり、不採用にしていたかもしれないな」

就活生「そうでしょう。なにかこう“非日常的なペース”にあなたを引き込む必要がありました」

面接官「それがギャンブル勝負……だったと」

就活生「はい。これしかないと思いました」
29 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 19:17:06.627 ID:KSPM6t/X0.net

就活生「まず二人して、履歴書で性別を偽り、男として面接に参加」

就活生「面接の順序は私が彼女より先になったので、私がギャンブラー役となりました」

面接官「美形さんが先になってたら、彼女がギャンブルを持ちかけてたわけか」

就活生「あなたは思惑通り、私とのギャンブル勝負に付き合って下さり、4連勝しました」

面接官「そうか、負けたのも計算のうちか! 私を調子づかせ、心の隙を生むために!」

就活生「その通り。これで“最終戦の内容を私が決めてもよい”というムードになったわけです」

就活生「そして五戦目、あなたの目の前で性別を明かし百合ってみせた私たちに、あなたは――」

面接官「劇的な展開に、勢いも手伝って内定を出してしまった……というわけか!」
30 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 19:21:18.131 ID:KSPM6t/X0.net

面接官「フ、フフ……私にギャンブルを持ちかけた時点で面接終了になる恐れもあったのに……」

面接官「君……いや君たちは見事その“賭け”に勝ったというわけだ。なんというギャンブラーだ」

面接官「タネは分かった……。履歴書から仕込んであるとは、まんまとしてやられたよ」

就活生「それで……私たちはどうなるのでしょうか」

美形「……」ドキドキ

面接官「一度出した内定を取り消すつもりはない」

面接官「それにこれほどの計画を立て、見事成功させてみせた君たちは我が社でも力を発揮してくれるはずだ!」

面接官「ぜひ我が社に入って欲しい!」

就活生「やったぁ!」

美形「ありがとうございますっ!」
31 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 19:23:30.173 ID:KSPM6t/X0.net

就活生「4月から二人で頑張ろうね!」

美形「うん!」

キャッキャッ… ウフフ…

面接官「……」

面接官(ギャンブルは彼女たちの勝ちだが、やはり百合はいい……)

面接官(この二人の姿を目に焼き付けたら、早くトイレ行こ)





END
33 :絶望的な名無し(. . ) 2021/01/14(木) 19:31:07.140 ID:eQf/IjcLr.net

乙っ・・!
てか面接官トイレ行くなww





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